泉 鏡花×中川 学「龍潭譚」

金沢・泉鏡花記念館／中川学作品展ポスター

泉鏡花記念館での展覧会「泉鏡花×中川学　龍潭譚　Mac×Illustrator でよみがえる幻妖の美の世界」のためのポスターです。 『龍潭譚』とは，日本幻想文学の祖・泉鏡花が1896年、23歳のときに発表した短編小説。 少年が魔界に迷い込み，亡き母を思わせる美しい人に守られて人間界に送り届けられるという、 代表作『高野聖』の原型といえる作品です。 この物語にイラストレーター／僧侶である中川学さんが絵を書き加え、 関西のクリエイティブの仲間と総力を結集しつつ完全限定200部の繪草子（繪本）「龍潭譚」を制作しました。 それが始まりとなり、金沢の泉鏡花記念館が、この繪草子「龍潭譚」に感動、8/6〜11/6までの3ヶ月間、同館にて展覧会を開催しました。 中川学さんが描く幻想美の〈うつくしき人〉が、すっと消えてゆく様を表現。 芸術作品としての空間を大切に、"持って帰りたくなるようなデザイン"に仕上げた結果、実際に持っていかれるという事 に…。 作家、デザイナーにとっても嬉しい出来事です。 www.ryutandan.net